2-2.発達障害の「専門病院の診察」で感じたメリットとは

2.通院するメリット

外見ではわからないため診断が難しいことも多い発達障害。専門病院なら「経験豊富な医師の診察」が期待できます。発達障害の専門病院の診察で感じたメリットとは。

発達障害の専門病院の診察で感じたメリット

※発達障害の専門病院でも、診察の丁寧さは残念ながら病院によります。

A病院の場合(初診は15歳までが対象)
診断まで「問診→心理士による検査→診断と今後の通院について」3回受診

  • 一度や短期の相談で終わらず、成人になるまで「継続して相談できる場」ができた。
  • 臨床経験からの「発達の見通し」を踏まえた支援の方法が聞けた。

B病院の場合(初診で18歳未満の思春期まで対象)
「問診+他院での検査結果」で診断

  • 「軽度の発達障害」も診断できる先生に出会えた。
  • 子どもには想像していた障害だけでなく、「違う障害」があることもわかった。
  • 「2次障害の投薬治療」が開始でき、思春期の体への影響にも配慮して薬が合うまで根気よく調整してくれる。
  • 一度や短期の相談で終わらず、成人になるまで「継続して相談できる場」ができた。

発達障害の専門病院で診察を受けてもわからなかったこととは

発達障害専門病院の診察を受けてもわからなかったことは、

「発達性協調運動障害」について

「発達性協調運動障害」とは、体の使い方の極端な不器用さに表れる障害で、発達障害のある子が”併せ持つことの多い特性”(厚生労働省「発達障害の理解」2019年10月9日より)です。

通院している病院では発達性協調運動障害まで診られなかったので、別の病院を教えてもらいました。

発達障害の専門病院で診察を受けるときの注意点は

  • 発達障害の専門病院は混んでいる場合が多く、予約から初診まで数カ月かかることも。早めの予約を。
  • 「別途予約料」が必要な場合もあります。
  • 心理相談(カウンセリング)などは「自費(保険適用外)」の場合もあります。
  • 初診では生育歴をきかれるので、母子手帳など成長のようすがわかる記録を持参するのがおすすめです。
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