発達障害での心配に「二次障害」があります。専門病院では「二次障害の治療」だけでなく「予防」のための利用も可能。周囲の方に「協力の依頼」もしやすくなると思います。
発達障害の「二次障害」って何?
発達障害の「二次障害」とは、発達障害があるために生じる生活上のストレスなどが原因で発症する症状のこと。
二次障害の症状の例
うつ状態や意欲低下、不安感、不眠、吐き気・食欲不振などの消化器症状、頭痛、頻尿、チックなど
発達障害の専門病院では「二次障害の治療」もできますが、「予防」の相談もできます。
「二次障害の予防」のために専門病院で相談できることとは?
発達障害の「二次障害の予防」には、発達障害のあるお子さんが過剰なストレスなく過ごせる環境の整備が大切だといわれています。
環境を整えるために専門病院では、
- 検査と診察でどんな状況が苦痛か「本人の特性」を調べる。
- 本人の特性からどう環境を整えたらいいかアドバイスを受ける。
- 二次障害の予防に服薬が必要か判断を仰ぐ。
などができます。
二次障害の予防について専門病院で相談するメリットとは?
専門家への二次障害の予防の相談は、病院以外の発達障害の相談窓口でもできます。
専門病院で相談するメリットは、
- 長期間継続して相談できる。
- 薬の相談もできる。
- 二次障害がわかったときもすぐ治療の相談ができる。
という点があげられます。
「二次障害の予防」への協力を理解してもらうには?
発達障害のあるお子さんにとって「自分を環境に合わせる」ことは努力の範囲を超えている場合があります。
二次障害を予防するための環境整備には、学校の先生など周囲の方々に協力を依頼する必要も出てきますが、残念ながら「単なるわがまま」だと誤解されることも。
お子さんの状況の説明に加えて
医師の指示
であること伝えれば、理解もされやすいと思います。